一流のアスリートの性格は「素直な負けず嫌い」だと聞きました。
「負けず嫌い」という性格には、負けるのが嫌だから戦わないというタイプと負けを認めたくないから勝つまで努力するタイプがいると思います。
前者の方は「負けるかもしれない挑戦はしない」ので、一流になれるはずがありませんね。
後者は、勝つまで諦めないわけですから、そりゃあ成長するでしょう。
「負けず嫌い」の性格は、アスリートのみならず全ての一流が持つ性格なのかもしれません。
当然ビジネスの世界にも言えるでしょう。
研究者にも当てはまるでしょう。
どちらも成功するまで続けるのですから。
もちろん、アートやデザインの仕事においても言えます。
飽くなき探究心と折れない心が、「今日よりも明日こそ素晴らしい作品を作れる」と自分を信じる力が一流へと磨かれるのでしょう。
確かに「負けず嫌い」の性格が一流になるために必要であることはわかります。
しかし、それだけでは一流にはなれない?
「素直さ」が必要ということです。
「素直」ってなんですか?
デジタル大辞林で調べてみると・・・
素直
1 ありのままで、飾り気のないさま。素朴。
2 性質・態度などが、穏やかでひねくれていないさま。従順。
などと出てきます。
ほうほう・・なるほど!!
気になるのは「従順」についてです。
一流の人の性格はむしろ従順な性格ではないと思います。まだ・・「柔順」ならわかるのですが・・「YES」or「NO」の意思が素直に言える人だと思います。
逆に「素直でない性格」とは、意固地・頑固・ひねくれているということでしょう。
いわゆる、古い価値観を壊せない。頑固さが邪魔して新しいゲシュタルトを作れない。「古い自分らしさ」に固執している態度とでもいうのでしょうか。
「素直な負けず嫌い」と「素直ではない負けず嫌い」の性格の違いはどういう心が働いて起こるのでしょうか。
「素直ではない負けず嫌い」の性格の人の気持ちは何となくわからないでもありません。
素直に他人の話を聞く姿勢こそが自分の意見の誤りと負けを認めているような気がするのでしょう。
そもそも、負けず嫌いの人はプライドが高いわけですから、自分のプライドを脅かされるようなアドバイスを嫌う心が働くのは自然な気がします。
そういう人の「負けず嫌いさ」は、自分のプライドを守ることが目的になってしまって、素直になれないのではないでしょうか。
それと比較して、「負けず嫌い」にもかかわらず「素直」であるという性格については、容易に想像できません。
私の知っている負けず嫌いの人たちは、だいたい素直じゃあありませんから(笑)
でも・・さすがに一流になる人たちは違うんでしょうね。
なぜ、一流になる人は「負けず嫌い」の性格でありながら「素直に」人の言葉に耳を傾けることができるのでしょうか?
それは、一流になる人の目的が自分のプライドを守るためではなく、「勝利する」ことであったり、「成功する」という目標やゴールにあるからだと思います。
一流になる人は、一流たる明確な目標やゴールを持っているはずです。
目標やゴールのためなら頭を下げてさえ、他人の話を素直に聞けるということでしょう。
時には、「負けました。」と悔しさを噛み締めながら、「ぜひ、アドバイスを聞かせてください!」と言える人が一流になれるのかもしれません。
ウサギとカメの競争で、なぜウサギはカメに負けたかという理由には諸説ありますが・・
決してウサギは油断したからではありません。
ウサギにしてみれば、ゴールまで普通に走って楽勝できたはずです。
それなのに、ウサギは自分がどれだけ優れているかということを誇示するために休憩して見せた。
カメはゴールすることが目的だったが、ウサギは自分の速さを誇示することが目的だったと言えます。
一流の人は、自らが定めた高い目標やゴールに対して「負けず嫌い」であるということ。
だから、その目標やゴールを達成するためには、素直な心を開き、自らの誤りや負けを認め、貪欲に目標やゴールにフォーカスすることができるのでしょう。
勝ち負けなどの競い合うことが苦手な人や嫌いな子どもたちが増えているように感じます。
ウサギのようにカメを打ち負かすことを目的に競い合うのではなく、自らの夢や目標に対して負けず嫌いであってほしいですね。
目標やゴールを目指しゆっくり一歩ずつ諦めずに成長する強い人になってほしいですね。
大人にとっては小さな目標でも、子どもにとってはドキドキするような大きな目標です。
子どもはいくつもの失敗や挫折を味わいながら目標を達成します。その一つ一つの達成感がより大きな自信となります。
他人との競争で負けてもいいから、自分が立てた目標に負けない人に育ってほしい。
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PROFILE
-
沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師
大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。
美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。
50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。
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