なぜ、50歳で生まれ変わろうと思ったのか?

なぜ、50歳で生まれ変わろうと思ったのか?

昨日のブログでの、いただいたご質問にお答えします。

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私は114歳まで生きると決めています。

以前のブログ『病は気から?「一生お酒が飲めないなんて!」お風呂に浸かって病を治す?』

に書いたように、潜在意識にオーダーすれば必ず実現します。

「人生2倍楽しみたい!」

114歳を半分に割ると57歳なんですが・・

割り切りやすい50歳で生まれ変わって、一生で二回の人生と残りの14年間を仙人のように生きたいと思って決めました。

なぜ人生を二回に分けたかというと、それは私がとても飽き性で、ルーティーンワークが苦手で、このままこれまでの人生に上積みすることが退屈に感じたからです。

50歳の誕生日を迎えるにあたり、「あと64年をどのように生きるか?」とイメージしたのですが・・・

「人生50年でも十分! でも・・もしあと50年生きるとしたら何をしたいか?」

私は、生徒たちに「将来大人になったらどんなことをしたい?」という質問をよくします。

美術教室の生徒たちということもあり・・
「パティシエになりたい!」
「漫画家になりたい」
「デザイナーになりたい」
などと答えてくれます。

ある時、一人の女の子が・・
「先生は、将来何になりたいの?」と聞き返したのです。

「はっ!」とした瞬間です。

大人はすでに自分は何かになっているかのように、子どもたちに「将来何になりたい?」と尋ねます。
自分はすでにゴールにたどり着いているかのように・・
または、今更大きな夢を描くのは非現実的だと思っているのでしょう。
それとも、人生は大人になってからは変えられないと思っているのでしょうか。

私に生まれ変わるヒントをくれたのも、「大丈夫!俺にはできる!」と自信をもたせてくれたのも美術教室の生徒達たちです。

子ども達の成長は驚くばかりです。
大人のような守るべきものがない!?
前進あるのみ!
成長あるのみです。
何回転んでも、何回泣いても、何度でもチャレンジします。
「自分にはできない!」とくじける気持ち以上に「できるようになりたい」「自分にもできるはず」というチャレンジ精神が優っているんです。

子どもは、常に今よりも良くなろうとしているんです。

まだ寝返りすらできない赤ちゃんが、自分の指をしゃぶろうとします。お母さんがそれに気づき、手を取って指をしゃぶらせてあげると・・
赤ちゃんは満足するどころか泣き出すことがあるとのこと。

そのことについてホーマー・レインは言います。(親と教師に語る―子どもの世界とその導き方
赤ちゃんはただ単に指をしゃぶりたいという欲求を持っているのではなく、「自分で」指をしゃぶりたいのだと。

まさに、子どもの成長にとって親の過干渉は百害あって一利なし!ということです。

大人が余計な干渉をしなければ、子どもはいつも育ちたがりだということです。

私が50歳で右利きをやめて左利きになった理由は赤ちゃんのチャレンジ精神に習ってのことです。

赤ちゃんのように、新しい人生をスタートするには、これまでの自分の人生を支えてきた大きなものを捨てる覚悟が必要だと思いました。

利き腕を変えることで、毎日何度も自分は生まれ変わったんだということを思い出し、新しいアイデアや行動を意識することができます。

50年間すり込まれた癖のような生活スタイルを剥がし取って新しい人生を始めるためには、利き腕を変えるのが最も有効だと気付いたのです。

自分を支えてくれる大きなものがなくなることにより、新しい大きな一歩を踏み出さないわけにいかなくなると思ったのです。

人は、バランスよく安定して立っているだけでは動きようがありません。

前に進むには、一度重心を前にかけてバランスを崩す必要があります。
より速く走り出すためには、前に転びそうになるほど不安定な姿勢にしないと、思い切ったスタートは切れないのです。
安定していては、前進はないということです。

あえて支えを取っ払うことで・・「おっとととっと・・」と前に進んで行こうと思ったのです。

50年間自分を支えてくれた「自分らしさ」を取り払わないと、新しい発想など生まれないし、生まれ変わるほどの人生の楽しさは味わえないと思いました。

ルーティーンワークとデスクワークが嫌いな私が、このように毎日ブログを続けることができているは、二度目の人生としてリスタートしたからです。

ライバルは生徒達・ちいさな子ども達です。

常に成長し続ける子ども達に負けないように成長し続けるには、0歳から再スタートするのが最も賢い方法だと思ったのです。

私は53歳ではなく、3歳です。

だから、いくらでもチャレンジして失敗をしてもいいのです。

私は芸術による教育の会のGMですが、本会は70人以上の才能あふれる美術家によって支えられていますので、みんなが私をフォローしてくれています。

チャレンジには失敗はつきもの!

失敗しないようなものは大きなチャレンジとは言えない!

失敗をし続ける人こそカッコいいのです!

「50歳で生まれ変わる」おすすめです!


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PROFILE

屋嘉部 正人
屋嘉部 正人芸術による教育の会GM
沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師

大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。

美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。

50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。