生徒とのハグはありですか?

生徒とのハグはありですか?

美術教室では毎日のように生徒にハグをしている私ですが・・・

数日前にアップしたブログ「どんな疲れも、どんなにイライラも、子どもの手を握るとストレスが溶け出して何処かに行ってしまうのです。」について、妻に心配されました。

妻:「あんな記事を書くと小児性愛者だと思われるんじゃないの?」

私:「えっ!?」 「マジで!?」
「生徒も保護者も信頼してくれていると思うけど。」

妻:「教室の保護者はそう思うかもしれないけど・・不特定多数の人たちが読むブログで書くと、誤解されると思うよ。」

私:「・・・・確かに・・」

う〜ん・・確かにそうですよね〜

先日書いたブログ消しますか?

消したほうがいいかなあ?

といいうか・・生徒とのハグをやめたほうがいいか?
問題があるとするとどこにあるんだろう?

今日、スカイプでの英会話でK先生とそれについて話をしました。

Kさん曰く、「ハグやそう言うスキンシップのコミュニケーションはフィリピンでは普通だよ!」とのこと。

でも、ここは日本だし・・

日本の文化では親しいからと言って、ハグをしたりしないですからね。

私は沖縄生まれなので、フィリピンや南の国の文化に近い感覚なのかもしれません。

どうやら、私の当たり前は日本では当たり前ではないのかも・・・
と・・なんだか、ちょっと心配になって来ました。

「子ども達とのスキンシップは教育のために必要なことですか?」とマジマジと聞かれれば、教師は親でもなければ家族でもありません。必ずしもスキンシップは必要なことではないと思います。

私にとってのスキンシップは、その子の存在を全身で受け入れているよというあふれる肯定感の表れなんですけど。

そして、それは鏡のように跳ね返り、私自身の心にも「わたしはOK!」と自分自身を受け入れ、穏やかに保つための魔法だと思っています。

レッスンを始める前に子ども達とスキンシップをとると、レッスン中はとても良好なコミュニケーションが取れます。

子ども達も、自分が受け入れられていると自信を持っているので、美術を通しての表現にもありのままの自分が出しやすくなります。

家族とだけの親しい関係と生徒や保護者と親しさの距離感は当然違います。

そして、子ども達も大人も一人一人みんな他者と関わる距離感や心の開き方が違います。

自ら手を広げて抱っこしてもらおうとする子どももいれば、こちらが手を広げても拒否をする子どももいます。

生徒たちとの距離感はデリケートなもので、お互いの信頼関係やその子どものパーソナリティーによってみんな違います。

美術教室の先生になって31年。生徒それぞれのに合わせた距離感も自然につかめるようになったと感じていましたが・・
妻からのアドバイスでちょっと心配になっています。

フェイストゥーフェイスのコミュニケーションとは違い、ブログでの読者の方々との距離感はブログ初心者の私にとっては難しいですね。

生徒や保護者との長いおつきあいで積み上げて来た信頼関係のように、ブログを通しても読者の皆様から信頼は得られるようになるのでしょうか?

ブログを始めてもうすぐ3ヶ月ですが・・ちょっと不安になっています。

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PROFILE

屋嘉部 正人
屋嘉部 正人芸術による教育の会GM
沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師

大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。

美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。

50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。