3月8日、国際女性デーだから考えて見ました。
美術教室や幼稚園や保育園で働く芸術による教育の会の先生たちは
女性55
男性18
です。
3:1で女性の方が多いのです。
私が勤め始めた30年前は、女性は結婚を機にほとんどの人が退職していました。
いわゆる寿退職です。
20年ほど前からは、結婚しても続けてくれる女性が増えました。共働きです。
10年ほど前からは、お子さんを出産した後も続けてくれる先生が増えました。
本会では、給与や昇級などは全く男女差なく、本人達の希望とやる気と成果によって平等に機会があります。
男性の方が女性よりも待遇が良いということは全くないのです。
だから、女性の先生たちは結婚しても出産後も本会に戻ってきてくれるのだと思います。
最近では、毎年2名から4名ほどの女性が育児休暇を取っています。
そして、一年後に「お母さん先生」として復帰してくれます。
私たちの仕事において、「お母さん先生」はとても貴重です。
自らの子どもを育てながら、生徒達(子ども達)を育むのです。
保護者目線からも「お母さん先生」は信頼され心強いのです。
だから、芸術による教育の会では「お母さん先生」を思いっきりえこひいきするのです。
若い先生達から「ずるい!」「不公平だ!」とクレームが出ようとも、えこひいきします。
だって、子育てをしながら仕事を続けるって本当に大変なことなんです。
保育園に子どもを預けても、頻繁に呼び出しがかかったりします。
お迎えの時間に間に合わせるように仕事を終わらせるのは大変なんです。仕事の現場ではハプニングの連続なんです。
だから、私たちの会は「お母さん先生」をえこひいきするのです。
通常勤務ができないからという理由で退職されるともったいないのです。
だから、勤務時間もできるだけ要望を聞いて、フレキシブルに対応しているのです。
そしてそのことにより、将来お母さんになる女性の先生達に安心してもらいたいのです。
決して男女差別しているのではありません。
この社会で仕事を続けていくには女性の方が不利なんです。社会は決して平等に扱ってくれていないと思います。
だから、公平を保つためには少しさじ加減をして女性をひいきしなくてはならないと思います。
お子さんが出産した後も、しっかり働ける場所と働き方をみんなで協力して作るのです。
人事を担当をする長は大変な苦労をしています。
出産後の職場復帰の際に子どもが保育園に入れるかどうかギリギリまでわからないのです。
生徒達を不安にさせないためにも万全な体制で臨みたいのですが・・ギリギリまでその体勢が作れないのです。
だから、育休後に戻ってくる人のことを想定した人事配置を何パターンも考えて準備しておくのです。
それはそれは、本当にめんどくさいことなんです。
そのめんどくささ以上に、女性の力は貴重だと思うからこそ、人事担当の長は必死なのです。
この春、新しく産休でお休みする先生が二人、育休から戻る先生が二人います。
是非、本会で長く勤めて欲しいと願っています。
まあ、どうせ私がこんなこと書いても所詮男性目線でしか女性の先生方の苦労を想像できないわけです。
きっとまだまだ、サポートが足りていないと思います。
女性の皆さま、いつもありがとうございます。
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PROFILE
-
沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師
大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。
美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。
50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。
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