昨日の「柔らか頭を育てよう!「柔軟な思考力の育成」01」に引き続きまして
今日も、芸術による教育の会の「研究ノート」から「柔軟な思考力を伸ばす家庭での方法」を取りあげます。
研究ノート
柔軟な思考力の育成 02
芸術による教育の会元研究部長:故佐藤かよこ
芸術による教育の会代表取締役社長:寺尾憲
☆柔軟な思考力を伸ばす家庭での方法
・新しいゲームを買った時、ゲームのやり方について、親は教えてはいけない。子供が説明書を読んで、やり方を皆に教えるようにする。
・プラモデルを買った時、説明を読みながら子供だけで組み立てさせること。
(親が指示し、手伝ってはいけない)
・ゲームやおもちゃに飽きたとき、新しいルールをつくって遊び方を工夫する。
・『ごっこ遊び』について、今までとはちがうルールを考えて遊ぶ。うまくいかなかったら、ルールを改善して行く。
・壊れたおもちゃやゲームは創造力開発の宝庫。工夫しだいで、新しいおもちゃやゲームが誕生する。(父のアドバイスが子供を勇気づける。)おもちゃをよく分解する子供は伸びる。もとどうりに組み立てられたら大げさにほめると良い。
・海水浴場の砂浜は創造力の宝庫。海水や波という敵が加わるために工夫が要求される。(川、山、原っぱ、たんぼ、など自然は創造力を養う宝庫です。)
・抽象形から具象形を発想させる。……◯△ロからの発想、デカルコマニーからの発想、数字や文字からの発想、マーブリングの模様からの発想、等々。
・いつも見慣れた素材(物)や不要になったものを工夫して、おもちゃなどを作る(価値の変換…その物に新しい価値を見い出して、別の価値を創造する)。
子ども達は、常に「出会い」を求めています。出会いは「人」とだけではありません。
「もの」であったり、「こと」であったりです。
大人とは違い、子ども達にとっては、「わかる」という「目的」以上に・・
その対象と「関わる」という「手段」こそが大事です。
子ども達は、正しい答えを誰かから教わり知識を得ることよりも、
自らがその対象と関わり、その対象のことをわかることにより「感動」が生まれます。
私の高校の恩師である見村先生からいただいた言葉を思い出します。
「人生は感動なりー感動は出会いなりー出会いは求めるところにあり」
子ども達の「出会い」と「感動」を奪わないようにしましょう!
間違えてもいい・・遠回りしてもいい・・自分の力で考え・・悩み・・苦しみ・・そして一つの解を見出せる子どもになってほしいですね。
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PROFILE
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沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師
大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。
美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。
50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。
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