ピンク好きの女の子が弟妹が生まれると水色好きになる理由

美術教室にはピンク好きの女の子たちがいっぱいいます!

女の子はなぜピンクが好きなんでしょう?

年長さんになるあたりから、色の好みが変わりだします。

ピンク→黄色

ピンク→水色

ピンク→黄色→水色

ピンク→水色→薄紫

などとチェンジしだします。

女の子にとっての大好きな色の始まりはほとんどがピンクなんです。

それは、親の押し付けでそうなるのでしょうか?

親が、女の子にピンクを選ぶから、女の子はピンクが好きになるのでしょうか?

もし、そうだとすると・・なぜ親は女の子にピンクを選びたがるのでしょうか?

ピンクは「やさしさ」「甘え」「愛情」「ぬくもり」「スキンシップ」「幼さ」の色です。

多くの親は、我が娘にそれらのイメージを重ねているということでしょう。

では、成長とともに、ピンクから他の色に移行する女の子たちが多いのですが、なぜでしょう?

「ピンク」がちょっと恥ずかしくなるのでしょうか?

弟妹の誕生を機に、好きな色がピンクから水色に変わる女の子が多いように思います。

おそらく、弟妹の誕生で自分中心ではなくなったことによるものだと思います。

自立の芽生えでしょうか?

水色って「あなたファースト」で、ちょっと控えめの色のように感じませんか。

まさに、「やさしさ」「甘え」「愛情」「ぬくもり」「スキンシップ」「幼さ」の中心を弟妹に奪われたことにが原因かもしれません。

「自分ファースト」ではなくなったことによる変化でしょう。

妹の場合は、ピンクを独り占めする場合も多いのですが・・・

水色付きのお姉ちゃんに憧れて、「私も水色!」と言って真似をして来ます。

姉:「うざっ!」「あんたはピンクでしょ!」

妹が水色好きになったら、姉としての自分の価値が下がってしまいます。

この闘争で頭を悩ませたお母さまも多いと思います。

水色から紫に変化する長女(一人っ子)も多いように思います。

紫は高貴な色、「プライド」の色とも言われます。

お子さんの好きな色が変わる時、それは心の変化、心の成長の時です。

お子さんのお話をたくさん聴いてあげてくださいね。


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PROFILE

屋嘉部 正人
屋嘉部 正人芸術による教育の会GM
沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師

大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。

美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。

50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。