芸術による教育の会では、お母さん先生の存在は貴重であり、優遇していきたいと考えています。
お母さんの経験を生かした教育は、生徒のお母さんたちに確かな説得力を与えます。共感を生み、同じ立場として支え合う関係ができると思っています。
お母さん先生ではない人たちからは、多少「ずるい!」「えこひいき」と言われても構いません。
お母さん先生には、お母さん先生になったことがない人には想像できないほど、仕事を続けていく大変さを抱えていると思うからです。
本会の女性の先生たちは、産休と育児休業後にほとんどの方が仕事を再開してくれます。
お母さん先生は、お母さんゼロ歳で仕事を再スタートします。
赤ちゃんお母さんなのです。
お母さん先生としてヨチヨチ歩きなんです。
子供を預けて仕事に行くのも不安なんです。
大事な子供を預けて離れるのが心配なんです。
だってお母さんとして0歳なんですから。
5年も10年もお母さん先生をしているベテランお母さんは、0歳のお母さん先生を自分と同じように見てはいけません。
先輩のお母さん先生が当たり前に感じる簡単なことも、新米お母さん先生は不安で不安で仕方がないのですから。
それをみんなで理解する必要があります。
それが、本会の「あり方」です。
本会は、お母さん先生に大きな期待を持っているからこそ、優遇しています。
会社に戻ってきた1年目や2年目は、0歳1歳お母さん先生として甘えてもらっていいのです。
一人前のお母さん先生になるまでみんなで協力し支えます。それだけ期待しているのです。
だから、育休明けのお母さん先生も努力して欲しいのです。
何を努力するかというと、「何とかしてこの会で働き続ける方法はないか?」と努力して欲しいのです。
自分のイメージ通り働けないのならやめますでは困ります。
だって0歳なんですから。「赤ちゃんがいると働くの無理!」なんてガチガチのイメージを作らないでほしいのです!
0歳の赤ちゃんが環境に適応しようと成長するように、お母さん先生も初めて味わう環境へのストレスを、0歳お母さんとして強くしなやかな心で新しいスタイルとして適応してほしいと願っています。
3歳4歳のお母さん先生になる頃には、少しストレスへの耐性もできてくるはずです。
そして・・「続けてきてよかった!」と言ってもらえるように、みんなで優しく受け入れ支えます。
本会では、お母さんん先生が自宅でも働けるように、インターネットで学べる美術教室「どこでもアートきっず」をはじめました。
「どこでもアートきっず」は自宅で学べる美術教室として、教室に通えない子ども達のためのサービスであり、教室に通えない先生のための教室でもあるのです。
本会が社会に誇れる会社になるためにも、お母さん先生が生き生きと幸せに働く会社でありたいです。
今年も産休でお休みになる先生がいます。
絶対絶対戻ってきてね!
健やかな赤ちゃんの誕生を祈っております。
そして、お母さん先生としての現場復帰を心より期待して待っています。
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PROFILE
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沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師
大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。
美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。
50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。
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