こんにちは。東京・神奈川・埼玉・千葉で美術教室を運営する「芸術による教育の会」ブログ担当です。
今回も引き続き弊社代表の寺尾に、親御さんがよくお悩みになるテーマについてインタビューしていきたいと思います。
「落ち着きがない」「部屋を散らかす」
こんなことに頭を抱えた経験はありませんか?
この様な子供たちに対して、親はどう接すればいいのでしょうか。
■落ち着きがない、散らかす、ぐちゃぐちゃの絵を描く、親はどう接すればいい?
寺尾:子供はみんな落ち着きがないんですよ。だいたい皆そうです。
子供は本当にいろんなものに興味を持ちます。興味が次々に色々なものに移るので、一つのことに集中できる子供の方が少ないと思います。
子供の世界には面白そうなことや興味深いものがありとあらゆるところに転がっています。その中でお父さんお母さんにできることは、そのたくさんの興味関心の中からどれに集中しているかを見極め、伸ばしてあげることです。
「ぐちゃぐちゃにする」行為には意味があるんですよ!
おもちゃを散らかしたり、絵を描くときにぐちゃぐちゃにしたりする瞬間、子供達の右脳は活発に動いています。この瞬間は非常に大事で、成長に大きく寄与します。
右脳を解放することによって新しい物事の発見やひらめきが生まれます。
お父さんお母さんにはこの時間を大切にしてもらいたいと思っています。良くないことだと怒ったりしないでほしいのです。
怒ってしまうと、かえって脳はしぼんでしまいます。
私たちの美術教室はこのぐちゃぐちゃにする瞬間を、思いっきり夢中で楽しんでもらう空間です。右脳の解放をしてほしい、けれど自宅ではできないという親御さんはぜひ私たちの美術教室を見学に来てください。
■片付けろと叱ってはいけない
(写真はイメージです)
さらにお父さんお母さんも一緒になって楽しんだり、褒めてあげることで子供も喜んで活発的に右脳を使います。この積み重ねによって、子供がより自由に表現できるようになり、自己肯定感が高まっていくのです。
子供にとって「おもちゃを片付ける」という行為はお友達を家に帰すのと同じで、何もアクセスできなくなってしまうということです。散らかっているからこそアクセスしやすい状態であるのに、片付けなさいと親が怒ることは実は良くないんです。
本当は片付けるのが勿体無い。でもその一方で、そのぐちゃぐちゃになったものが沢山あると脳が混乱してしまいます。いらないものを一旦整理して、リセットする必要がありますね。
その時に片付けをしたり、整理をするのです。
片付けも、ただやらせるのでは「片付けなきゃ」という使命感や「面倒だ」という感情が出てきて楽しくなくなったり、思いっきり散らかすのをやめるようになってしまいます。そのため私たちの美術教室では、遊び終わった後は感謝の気持ちを持って片付けをしようと教えています。「おもちゃありがとう。部屋もありがとう。」といってしまっていくのです。すると最後までずっと楽しい気持ちで終わることができます。
■ぐちゃぐちゃにもルールをつける
落ち着きがない、散らかしてしまうからといって悩まず、そして怒らないでください。
遊ぶ時のルールは成長と共に少しずつ決めていきましょう。
芸術は際限なく自由というわけではありません。絵を描くキャンバスの中は何をしてもいい、自由です。
つまり、もし部屋中全部を散らかしていたら「ここからここまでのスペースの中は好きにしていいよ!」と決めるのです。
こうすることによって子供はルールを覚えていきます。
散らかすという解放の行為とルールの中でするという制御の行為を理解し始めたらもう安心です。右脳と左脳のバランスが取れるように成長していきます。
寺尾社長、ありがとうございました!
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