どこにいてもネットを通じて美術が学べる「どこでもアートきっず」と、東京・神奈川・埼玉・千葉で美術教室を運営している「芸術による教育の会」ブログ担当です。
今日インタビューに応じてくれたのは9歳の生徒さんです。
3歳の頃、自分からお母さんに「美術教室に通いたい」と頼んだことが入会のキッカケだったそうです。
お話を聞いたときにはお家で飼っているという愛犬の写真を、工作で再現していました。
当初の予定から変更……その理由は「間に合わないから」だけ?
インタビュアー(以下、イ):こんにちは!今は何を作っているの?
生徒さん:犬の家です。うちで飼っている犬です。
これが旅行行ったときの写真で、これを見本にしてこの犬と自転車を紙で再現しようと思ったんですけど、
完成に時間がかかるなって思って犬の小屋に途中から変えたんです。
イ:家で飼っているんだね!写真のアルファベットまで再現できてる!
青色の足跡が可愛い。
生徒さん:文字の後ろにあるのは車輪で、自転車を表現しようと思ったんです。
先生:犬小屋への変更もそうですが、何がすごいって、どんな材料で表現ができるかっていう見立てがとてもユニークなんですよ。
普通の紙でも、
「どうやって折ったら脚の形に見えるんだろう?」とか、
「綿をどうやって貼ったら毛のようになるか」とか「どれくらいのサイズでちぎって貼るといいか」とか、色も紙の選び方1つとっても見立てが面白いんです。
家をつくろうとは全然していなくて、これは展覧会の作品だから「いつ提出ですか?」って、
今日だってわかったら「あ、それなら間に合わないな。どうしようか」ってアイディアを即座に変えたんです。
例えばこれも普段ならゴミ箱に行くキャンバスの切れっ端みたいなものを見つけては、「それを使いたい!」って持っていったり。
腕のいい大工さんみたいな感じで、図面とか使わないで頭の中に入ってる。
自分のペースだからアイデアも出てくる
イ:こういうアイデアは次から次へとどこから出てくるの?
生徒さん:自分でただ考えてやっているだけです!
イ:でもどんどんアイデアを変えていくことは本当にすごいよね。この教室は楽しい?
生徒さん:うん、色んなものを作れたりするから。
それを家に飾っていったり、展覧会ごとに今まで作ったもののアイディアを組み合わせたりして、新しいものを作ったりして……色んなものを作る経験ができることが楽しい。
イ:工作が好きなんだね。教室に通い始めたのも工作が好きだったからなの?
生徒さん:元からいろんな工作が好きだし、友達が誘ってくれた時に、
「すごく面白そう」って思って、それで自分からお母さんに「通ってみたい」って言ったことがきっかけです。
イ:どうして面白そうって思ったの?
生徒さん:学校の図工ではできないことができるからです。
学校だとみんなが同じものを作ったり、自分のペースでものを作ることができないから、ここでやってみたいなって思いました!
イ:今日はありがとう!完成が楽しみです!
子供たちの想像力は無限に広がっていきます!
あるもの全てを使って創意工夫、その都度新しい何かを生み出すエネルギーを持っていることがわかります。
芸術による教育の会では、関東圏にてこのような美術教室を運営し、
またオンラインで美術を学べる「どこでもアートきっず」も配信しています。
30日間無料でご利用いただけて、先生たちへも質問できるようになっておりますのでぜひお気軽にお試しください。
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