学校のテストは誰のためにあるのか?
生徒が何を理解し何を理解していないかを知るため。
教師は、生徒が理解していないことを生徒だけの問題にしては無責任です。
生徒が理解していないようなら、自分の教え方や伝え方にこそ問題があると反省すべきです。
生徒が授業に集中していないのは先生の話がよほどつまらないのです。それならば話術を磨く。プロなんですから技は磨き続けなきゃ!
「私の教え方が下手で、みんなあまり理解できていないようです。ごめんなさい。みんなが理解できるようにするにはどうしたら良いか先生ももっと勉強します。」
「そうか!先生も先生として下手くそなんだ。」「先生もイイ先生になろうと頑張っているんだ。」「ぼくも、勉強苦手だけど先生みたいに頑張ろう。」
先生が上から目線と責任転嫁をやめて、子どもたちを尊重し子ども達のことを理解しようという姿勢を見せるだけでも教室の雰囲気が良い方向に変わります。
一人一人の子どもたちにとって、「自分は大切に扱われている」となればやる気も出ます。
「先生も勉強中!完璧じゃないから僕たちのために頑張っている」
「君たちも完璧じゃなくていい。勉強して少しずつ良くなればいい。」
そんな先生にとっての子どもたちのテストの点は、教師としての自分自身の実力を図るバロメーターです。
子どもたちが、ちゃんと内容を理解したかを確認し、ちゃんと理解できるところまで導くことがプロとしての教師の責任だと思います。
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PROFILE
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沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師
大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。
美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。
50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。
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