「道」のつく習い事と「術」のつく美術の違い

「道」のつく習い事と「術」のつく美術の違いって?

道のつく習い事を思いつくだけ並べてみよう!

剣道・柔道・書道・華道・茶道・合気道・弓道・・・ちょっとググってみました。

「道」と「術」の違いについて取り上げているサイトが結構見つかり、とても興味深いですよ。

・・どの解説も「なるほど!」なんですが・・でもなんか私には今一つしっくりこない感じがします。

「道」は極める ・・・ 「術」は磨く

道のつく習い事は、術を磨くだけでなく・・・その先にある人としてのあり方を教え極めることが目的ということでしょうか。

「何事にも動じない己の心を極める」って感じでしょうか。

私には全く無理です。

無理というと悔しいので、「動じない生き方をする気がない」ということにしておきましょう。

むしろ、私は動じたいです。

子どものように、小さなことにも感動しまくりの生き方が好きです。

「道」のつく習い事には先生(師匠)からの正しい教えがあると思います。
教わる人は未熟な人で、先生が正しい答えや型(形?)を持っています。

そういえば美術にはそもそも正しい答えや型(形?)がありません。

美術家はむしろ正しい答えや型(形?)を嫌うのではないでしょうか?

剣道で自己流で竹刀を振ると怒られるでしょうね。

美術家はむしろ誰かが作った型の通りに表現することが大嫌いな人たちです。

教えに素直に従わないというひねくれた性格ということではなく、教わったことを知識として取り込みつつも、自らの力で新しい形に作り変えて表現したい

「道」のつく習い事は、道だけあって習得し到達したレベルを等級で評価できますね。

1級とか初段とか・・武道なら白帯黒帯のように。

先生の教え通り、みんな同じ道をたどるように型があります。

美術は全く違います。

型がないから等級がつけられません。

上手か下手かだけでは語ることのできない、一人一人のかけがえのない「今」が表現されています。

問題も答えも持っている先生から教わる「道」のつく習い事と美術は根本的に違う。

美術は、問題も答えも自分で考え見出していく「知性と心のスポーツ」です。

「美術はみんなと違うからイイんだ!」

「私はみんなと違っててイイんだ!」(寺尾憲の挨拶より)

やっぱり私には「道」のつく習い事より「美術」が合っています。


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PROFILE

屋嘉部 正人
屋嘉部 正人芸術による教育の会GM
沖縄生まれの大阪育ちの千葉県野田市在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業
横浜美術大学絵画コース非常勤講師

大学四年生から芸術による教育の会で美術教室教師としてアルバイトを始め、大学卒業とともに同会に入社。

美術家として個展やグループ展など多数発表を続け、新制作協会に所属。

50歳を機に人生をリセット
・右利きを辞めて左利きとして生まれ変わる
・やりたくてやらなかったことを全てやる
52歳で新制作協会会員を退会
53歳でこれだけはやめられない一番好きなお酒をやめる
・芸術による教育を全国に広める伝道師として芸術による教育の会GMとなる
・「紙コップのインスタレーション」を各地で実施。