研究ノート
芸術による教育の会研究部長:佐藤かよこ
芸術による教育の会副理事長:寺尾憲
★基礎事項(性格の形成)
・エディプスコンプレックス
父と母と子供の三角閑係、異性の親と愛情閑係、同性の親とはライバルとなる男の子は父の厳しさを乗り越えて、男らしさを身につけていく。
・父の役割と母の役割
父……*家庭の大黒柱、母よりも権成がある、母よりも強い。
*父は男の子にケムッたがられた方が良い。友達感覚ではダメ
*父は女の子を可愛がること。父に愛されて育った女の子は、教も心も愛らしくなる
*ダメな父……子秩に従われることを恐れる。ここ一番で逃げる。夫婦喧嘩で負ける父
母……*気が長い、ボアーとしている母。優しいしゃべり方の出る母
*失敗しても深刻にならず、カラッしている母。
*子供と楽しくおしゃべりできる母、笑顔の多い母。
*子供に理屈をこねない母(アニミズム思考と表現が重要)。
*ヒステリーを起こさない母。
*男の子に、しっかりしてほしいから厳しくするという考えは誤り。
*母の干渉過多は百害あって一利なし。
*子供の前で父に対するグチをこぼしてはいけない。
・長男の育て方
*『お兄ちゃんなのに』『お兄ちゃんでしょう』などは厳禁。
*いつもがまんして、えらいわね。がんばったわね。
*下の子を怒ると、長男の心はスッとする。
*子供が失敗したり、危険な目にあったときの母の第一声は『大丈夫だった、痛かったでしょう』と言って子供を抱きしめることが重要です。(すべての子供に共通です)
*長男の一般的性格……気弱でやさしい、失敗をおそれ消極的、要領が悪い、のろま(とろい)、プライドが高い、まじめ、融通がきかない。
・長女の育て方
*母と長女は友達関係が良い。長女を相談相手にすると良い。
*父は長女の恋人となる。
*長女の一般的性格……しっかりもののお姉ちゃん、頭はいいが要領が悪く融通がきかない、完全主義で失敗を恐れる。がんこで言い出したら後に引かない。母と対等にけんかする。プライドが高い。
・一姫二太郎……初めは女の子のほうが育てやすい(昔からの言い伝え)
兄妹の閑係は、性格が逆の方が良かったと多くの親は思う。
・第二子の性格……しっかりもので、知能の発達が早く、情緒も安定している比較能力抜群で、社会性がある。ただし、第一子(長男、長女)の育て方を失敗すると、2番目は上にいじめられ、いじけてしまうことがある。
・兄弟姉妹が多い場合……3人兄弟の真ん中、多兄弟の下から2番目が愛情不足になりやすい。親は長期にわたって愛情を注ぐ必要がある。
・二人姉妹に対する父の態度……どちらが父を独占するかの戦い。たいていの場合、妹が勝つ、妹は勝ち気で明るく、姉はクールになる。父の公平な態度が重要。
★賢い女性になるには
*夫婦円満の秘決……茶目っけ、羞恥心、甘え上手、未知の魅力。
*女優になる。
◎演技力(妻の演技、母の演技、主婦の演技を使い分ける)が必要。
◎いやなことがあっても、演技で子供やご主人に接することが重要です。
◎演技だと思うことで、自分のプライドを傷つけることもなく、イライラする必要もない。
*それぞれの演技をするには、お化粧も大切。心のお化粧ももちろん大切です。きれいになったお母さんは子供の憧れです。ノーメイクの女優はいません。
*女優としての報酬……この世にすばらしい人間を送り出すこと。