第57回 横浜市幼稚園教育研究大会 第9分科会 戸塚支部
研究テーマ 子どものあふれる表現を求めて~アートによる体感保育~
去る、2月25日に、上記のテーマでの研究大会が開催されました。
芸術による教育の会からは、笠木桃子、三石恒夫、後藤和人の3名が助言講師として、戸塚支部表現班の発表を見守り、サポートするべく参加させていただきました。戸塚支部表現班では2018年度から2年間、数回ずつの研修を重ねて子どもの絵画・造形活動についての研究を深めました。そして2019年度は、『創造性豊かな子どもたちに育てたい』『生き生きした表現を引き出したい』という考えのもとに研究活動を行い、保育の中における表現の機会や場が指導的な形ではなく、子どもの内面からあふれ出るように想いを受けとめ、1人1人の自由は発想を尊重し、より引き出すためにはどのような保育展開必要であるかを年間の追求テーマとしに掲げて研究研修会を継続的に実施し、今回の研究発表に至りました。
子どもたちの日常生活、遊び、行事やイベントなどの活動は、『表現』と切り離して考えるのではなく、そこに
組み入れ、連動させ、継続的な活動としていくことで経験がただの経験で終わらずに、五感を通した豊かなものに変わっていきます。そして豊かな経験はまた、生き生きした子どもたちのあふれる表現を生み出し連鎖を生んでいきます。
今回、各園の先生方の様々な保育事例を通して、改めて子どもたちの『あれふる表現』について見直し学ぶことが出来ました。そして当日は、たくさんの園の先生方がプレゼンの場に立ち、子どもたちの表現のすばらしさを自分の言葉で分かりやすくしっかり伝えて下さいました。大変感動的ですばらしい、 あふれる思いでいっぱいの大会となりました。ありがとうございました。