芸術による教育の会事務局
ＴＥＬ：03-3718-4615
月曜～土曜 11時～18時

「芸術による教育の会」は、美術教室の担当教師の作家活動をサポートします。

平成25年度から,芸術による教育の会では、美術教室の担当教師の作家活動を支援し、応援しております。
具体的には、個展やグールプ展などをサポートします。第二回目の今年度は、本会教師の福本雪乃さんと相馬麻由さんの個展をサポートすることになりました。来年以降も芸術による教育の会として、担当教師の作家活動を順次、支援していきます。
　美術教室でいつも会う先生が、実は作家（画家）であることを子どもたちや保護者の皆様に知っていただき、先生の別の姿、別の活躍を見ていただきたいと思います。 美術教室の先生は作家（画家）なんだよ、芸術家なんだよ、すごい！と子供たちが自慢してくれることを願っています。

福本 雪乃展 ・ 相馬 麻由展

2015年3月10日（火）～15日（日）まで新宿区大京町にあるアートコンプレックスセンターにて、本会担当教師の私山田雪乃（福本雪乃）と、同じく担当教師の相馬麻由先生との同建物内での個展同時開催をすることとなりました。 私たちは、同じ教室に勤務するなかで本会の教師でありつつ作家活動も行っていきたいというお互いの制作への想いを話しあったりしていました。日々、教師として子どもたちに美術を教えるかたわら、自身の制作とも向き合っていくことで、子どもたちの制作する姿に共感しながら寄り添うことができるようになると私たちは考えています。 今回、個展を二名同時開催とすることで、子どもたち、保護者が自分の教室の教師の作家としての面を知る機会になるとともに、「アートの世界には様々な表現がある」作品鑑賞のきっかけにもなって欲しいという思いもあります。今回本会の協力を得てそれぞれが個展を実現するにあたり、益々精力的に制作に励んでまいりたいと思います。（福本雪乃）

福本 雪乃

2010年に多摩美術大学を卒業し、これまでに銀座ギャラリーフォレストにて三度の個展開催や、グループ展、アートフェアへの参加をしてきました。 おもに透明水彩による絵画作品を制作しています。絵具の飛沫やにじみによる抽象的な画の制作からはじめ、偶発的な色・かたちと具象モチーフの融合を愉しみながら、具象へと昇華させていきます。またひとつの画面の中でいくつかのイメージを重ね合わせ、観る人に様々な物語性を想起させる画作りを目指しています。 制作テーマは、したたかに生きる動物の姿への羨望であったり、少女・女性美への憧憬であったり、日常で目にするふとした情景への慈しみであったり、様々です。どうしてか心に引っかかる、なぜか魅かれてしまう、そんなモチーフは誰の心にもあるものではないでしょうか。自分にとっては特別に見えるもの。そんなふうに自分がどきどきさせられるものを自分なりに描いていきたいと思います。

相馬 麻由

2014年女子美術大学芸術学部 美術学科 洋画専攻を卒業し、学生のときからアートイベントGEISAI等で出展し、油画作家として活動しています。
私は何事のない人々の生活のいとなみのなかで、きらりと未来へつながる感情が見えた瞬間を魅力的に思い、自分の制作の中に埋め込みたいと考えています。普段の制作では、日本画の筆を使いながら、細い繊維状のものを油絵の具で描いた平滑な半具象画の絵画のなかで、それを埋め込むことができないかと錯誤しています。
美大卒業後、毎日自分が働く美術教室で流れていく、ふと見つけたキラリと光る子供たちの感情のエッセンスを、残せるように絵画にしたいです。
教室で、たまに子供たちに、自分の絵を見せてみると「ふわふわな可愛い不思議なものだね」と言われたり、「先生は神経質なの？」と聞かれます。こうして会社で展示をさせて頂く機会を頂き、ゆっくり生徒たちに絵を見てもらえるかもしれないと嬉しく思っています。

The Artcomplex Center of Tokyo
アートコンプレックスセンター

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