佐藤裕一郎 略歴 1979年山形県生まれ 2005年 東北芸術工科大学 大学院 芸術工学研究科 芸術文化専攻 日本画研究領域修了 2002年 「第13回臥龍桜日本画大賞展」 優秀賞受賞 2004年 個展 なびす画廊、東京 2005年 「第3回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展」優秀賞受賞 個展 ガレリア・グラフィカbis、東京 2007年 個展 ギャラリー58、東京(以後2008、2009、2010、2012年同展) 個展 砂丘館、新潟 「META�U2007」神奈川県民ホールギャラリー、神奈川 日本橋高島屋美術画廊X、東京、他(以後2009、2010、2011年同展) 2009年 「川口市文化三賞」 芸術奨励賞受賞 個展 新潟絵屋、新潟(以後2011年同展) 個展「アートがまちに繰り出す 佐藤裕一 郎展」芝川鋳造、川口 2010年 「川口新鋭作家展」川口市立アートギャラリー・アトリア、川口 2012年 「ガロン第2回展 日本背景」旧田中家住宅、川口(2010年第1回展 ) ヤングアーティストジャパンVol.5 佃義徳賞受賞 2013年 「Imago Mundi ベネトンコレクション展」、イタリア 〈作品収蔵先〉 岐阜県宮村、豊橋市美術博物館、東京工業大学、ベネトンイタリア本社 |
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来る12月11日〜12月22日まで川口市立アートギャラリーアトリアにて、本会担当教師で画家の私佐藤裕一郎と、同じく担当教師で彫刻家の小島睦生先生との二人の展覧会を開催することとなりました。 私と小島先生とは同世代の作家として芸術について語り合う仲でもあり、以前からあった二人で展覧会をしたいという思いが、本会の協力を得て実現することとなりました。 私共は、担当教師として教室で子どもたちに教えながら自身の作家活動も大事にし、精力的に制作発表を続けております。教室が終わった後アトリエに籠り、夜中まで制作や研究に没頭しています。芸術による教育を実現していくためにも、自身が常に制作し作品と向かい合うことで、制作に向かう子どもたちの気持ちや視点に寄り添い、共感することができるのではないかと思っております。この度は私共教師二人の作家としての姿勢を、保護者の皆様や子どもたち、多くの方々に観ていただきたいと思い企画致しました。 自身の作品に関しまして、私は日本画の技法を用いて、和紙や顔料などの素材を使って巨大な抽象絵画を制作しております。出身地が山形県で、幼少の頃から自然に囲まれた中で生活してきたことが大きく影響し、その土地で育まれ体感し、記憶の奥底に浸み込んでいる自然の生命感が、自身の表現となりモチーフとなっており、現在は東北の厳しい冬の情景を題材とした作品に取り組んでいます。描き出そうとするものが広大であることや作品を用いて空間を別世界へと変容させたい思いから、展示作品は会場を埋め尽くすほどの大きさになります。この度も大作四点を用いて空間を創る予定です。 会場では、私の描く抽象絵画と小島先生の具象彫刻を同一空間に配置し、二人の表現の共通項でもある自然と人間の生命観を表現したいと思っております。ぜひこの機会に多くの皆様に観ていただきたくご案内申し上げます。 |
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小島睦生 略歴 1981年生まれ 埼玉県出身 2005年 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業 2007年 東京藝術大学 大学院美術研究科 文化財保存学保存修復彫刻修了 2010年 個展 -時の墜ちる場所-GALERIE SOL 2011年 個展 ギャラリーゆうき グループ展GALERIE SOL 2012年 個展 -時の狭間に残された場所- GALERIE SOL グループ展 分岐点2012白岡アトリエ 2013年 グループ展GALERIE SOL グループ展白岡アトリエ 2007年〜埼玉県 県立高校非常勤講師 多数 2009年〜芸術による教育の会 担当教師 |
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自然物や神聖なものへの畏怖にも似たあこがれが私の制作意欲の源です。 光、空、風、温度、土など普遍的なものをテーマにひとの形の作品を制作しています。 あくまでシンプルに形態を表現できるよう葛藤しています。そして厳かで悦楽であることを旨とした制作でありたいと思っています。 そして今回展示する作品は、呼吸感、温度、普遍性、かたちへの思いを大切にしています。 今回の展示では、二人の作品でしか作り出せない空間を表現したいと思っています。 日本画と彫刻、平面と立体、私自身どんな展示になるか楽しみです。 |
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佐藤裕一郎×小島睦生展 2013年12月11日(水)〜12月22日(日) 川口市立アートギャラリー ATLIA 開館時間・・・10:00〜18:00 休館日・・・月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌平日) アクセス・・・JR川口東口より徒歩約8分(駐車場はありません) |