絵には自分の心が溶け込んでいます。
うれしい心、辛い心、悲しい心、怒りの心が溶け込みます。
だから絵を描くと、心がすっきりするのです。
自分の心が溶け込んだ絵を眺めていると、新しいエネルギーと勇気がわいてきます。絵には魔法があるのです。その魔法を教育に役立てないか――
親が子供に願うこと。 それは「なんとか長い人生を生き抜いてほしい。」これにつきます。
挫折しても立ち上がってほしい。上手にストレスを発散してほしい。新しい環境にうまく適応してほしい。
これはつまり、「困難にぶち当っても、何とかしてほしい。なんとかする力」を身に付けてほしい。
底力です。これがあれば、人生を堂々と歩いて行けます。
この「何とかしようとする強い力」を育むことこそ、親の願いであり、社会の願いです。
「芸術による教育の会」の美術による教育の目的は、まさにここにあります。
美術を通して、自己表現や自己主張を練習し、失敗を恐れずに試行錯誤ができる。
美術の魔法を使って、子供たちの情緒を安定させる。
美術を通して、目標に向かって知識や経験を総動員させ、試行錯誤を納得するまで繰り返し、小さな成功をあちこちで体験させ、完成の喜びをご褒美にして、センスを磨いていきます。
70年以上の実績に基づくこの考えを、広めたい。皆に知ってもらいたい。
これが私たち芸術による教育の会の願いです。
1. 美術は子供の生活そのものです。
描く、作る、飾る、よごす、遊ぶ、話す、聞く………このプロセスから「自分を表現する、自分を主張する」、という最も重要な「生きるために必要な力」を育みます。
この「芸術による教育」を、さらなる研究と検証により充実させ、その輪を広め、発展させます。
2. インターネットを利用した、WEB美術館を設立します。
子供たちの絵を通して、日本中の子供たちがつながる巨大美術館に発展させていきます。さらにその先には、世界の子供たちと絵を通してつながりたいと念願しています。3. インターネットを利用した、WEB美術教室を設立します。
どこでも美術教室、いつでも美術教室を実現させます。日本中、へき地でも、過疎地も、病院でも、施設でも、美術が楽しめます。
世界の子供たちと、アートを通してつながりたい!
言葉の壁をアートで乗り越え、国、民族、宗教を超えて、さまざまな文化と接し、相互に理解を深め、アートの心で世界の平和に貢献したい。
これが、私たちの夢です。
実現させたい!!